M1搭載のiPad Proですが、ディスプレイやストレージ・メモリの違いがあり今回のiPad Proをどれにするかは非常に悩ましいかと思います。
今回はM1搭載のiPad Proの11インチ・12.9インチのディスプレイやストレージ、値段を見比べてどれを選ぶか比較検討していきます。
M1チップ搭載のiPad Proの比較検討表

上記の表ではM1チップ搭載のiPad Pro 11インチ、12.9インチ、M1チップ搭載のMacBook Proをディスプレイ、ストレージ、値段(WiFiモデル、WiFi+セルラーモデル)の記載を簡単に見比べることができるようになっています。
M1チップということもありMacBook Proも記載しています。
M1搭載のiPad Proのディスプレイ

今回のM1チップ搭載のiPad Proでは11インチと12.9インチとでディスプレイに違いがあります。
11インチモデルは以前の2020年モデルと同じディスプレイで、12.9インチはLiquid Letina XDRディスプレイになっています。
Liquid Letina XDRディスプレイは10,000個を超えるミニLEDが搭載され輝度は最大1,600ニトで、1,000,000:1のコントラスト比になるそうです。正直、この記載を見てもパッとイメージはつきにくいですが、とにかくディスプレイが綺麗になるということですね。
新しいディスプレイを試したい場合は、12.9インチを選択することになります。
ストレージでメモリが違う
今回からストレージの最大容量が2TBになりました。ストレージは128GB、256GB、512GB、1TB、2TBの5つの選択肢があります。
そして、ストレージによってメモリに違いがあります。128GB、256GB、512GBは8GB、1TB、2TBは16GBになります。
ストレージ | メモリ |
128GB | 8GB |
256GB | 8GB |
512GB | 8GB |
1TB | 16GB |
2TB | 16GB |
512GBと1TBでメモリに違いが出ます、メモリ16GBが欲しい方は1TBや2TBの選択になります。
8GBと16GBとの違いは?
メモリ8GBと16GBの違いですが、どちらを選んでもメモリ不足は起こりにくいかと思います。
iPad Pro 2020年モデルのメモリは6GBで動画編集をしても4Kの動画(撮影カメラはSONYのα6400、設定は記録方式 XAVC S 4K、記録設定 30p 100M)はサクサク編集できます。
同じ4K動画を4つ重ねるようにタイムラインに載せて編集するとプレビューでカクつきが出たり、スピードを4倍以上にしてクリップの間にトランジションを入れるとカクつきが出たりします。
これはソフト側の問題の可能性もあるかもしれません。
はっきりと8GBならどう、16GBならこの作業ができる!っという言い方ができないのが正直なところ。
以前のモデルの6GBでも問題なく動画編集できてたので予算で決めるでもいいかと思う。ただ、メモリに関しては後から増やせるものではないので後悔しない意志が必要。
追記:iPad Pro12.9インチ1TBを購入して使ってますが、体感としては2020年モデルとほとんど変わらない感じがあります。アプリ側がまだメモリに追いついていないという感じもします。
今回のストレージ選びは悩ましい
今回のストレージの選び方は非常に難しいところです。
M1チップ搭載のiPad ProはThunderboltを搭載して外部ドライブとのデータ転送の速度も早くなっています。外部ドライブを使うなら本体のストレージは小さくていいですが、小さいストレージは8GBのメモリになります。
正直、Macのようにメモリを選べるような感じだと嬉しいところです。個人的には512GBでメモリ16GBがあったらよかったと。
メモリによる動作の違いがほとんどでない場合は外部ストレージを利用することを想定して小さいストレージでもいいかと思います。
また、iPad Proでどのような作業をするかにもよりますが動画編集をするなら512GB以上あるとストレージに余裕があるので使いやすいかと思います。
値段、WiFiモデルとWiFi+セルラーモデル
M1搭載のiPad Proのそれぞれのストレージでの値段を見比べると、最低でも11インチの128GBで94,800円になります。12.9インチの128GBで129,800円になります。
一番少ないストレージでも約10万円ぐらいになります。Apple Pencilも合わせると10万円超えます。
16GBのメモリにする場合は1TB以上のモデルになります。
11インチの1TBメモリ16GBで178,800円、12.9インチの1TBメモリ16GBで213,800円になります。
16GBのメモリにしたい場合で15万円以上になります。
予算を考えるとM1搭載iPad Pro以外の選択肢も検討できる

値段を見ても感じましたがパソコンを購入するのと同じような値段になっています。M1搭載のMacBook Proとも比べてみたところほとんど値段に違いはありません。
値段とやりたいことを考えるとMacBookやWindowsのゲーミングPCも選択肢に入るかと思います。iPad Proである必要をしっかり考えた方がいいです。
私はタッチ操作で動画編集(Lumafusion)が楽しく、写真編集もさっとできるのでiPad Proを選択しています。キーボードとマウスの操作に慣れている方にはMacBookやWindowsがいいかと思います。
初めてのパソコンを買う!っという方にはWindowsがおすすめです。ほとんどのやりたいことはWindowsでできます。
iPad Proで動画編集というのはまだ少数派で一般的ではなく動画編集に関する情報もあまり出てこないこともあります。動画編集ソフトの使い方や困った時の対応に関しての情報が多いのはMacBookやWindowsで使える動画編集ソフトが多いかと思います。
どういう人にM1搭載のiPad Pro?
M1搭載のiPad Proはどういった人向けかですが、Appleの提案ではクリエイター向けという感じがあります。
タッチ操作で何かを作りたい方向けという感じがします。キーボードとマウスで操作するよりもタッチで直感的に操作ができる方がいいと思う方にはとてもいいかと思います。
私自身は、初めてiPad Proを購入した時には写真加工の目的で購入しましたが、動画編集ができることやタッチ操作が快適ということを感じそれ以来メインでiPad Proを使い続けています。
iPadOSが集中しやすくていい
個人的にはiPadOSが使いやすく感じています。
アプリの全画面表示で1つの作業に集中しやすいということやPCのようにデスクトップ画面に写真や動画データが散らばらないということも個人的には好きなところです(私のMac miniでは気付けばデスクトップ画面に写真やExcelのファイルが散らばりがちです)。
iPad Proをメインで使うという人は少数派で現段階ではアプリもまだパソコンで動くアプリに比べると機能が物足りないものが多いです。
今後の進化の過程を楽しみたいという方もiPad Proは楽しめるかと思います。
上記に魅力を感じない方は、MacBookかWindowsのPCを購入する方が幸せになれるかと思います。
最後に
M1搭載のiPad Proですが私は購入予定です。12.9インチの1TBのWiFiモデル。
購入に関しては、Amazonやヨドバシカメラで購入を考えています。というのはM1 Macの発売ではAmazonやヨドバシカメラで購入するとポイントが付いたように思います。
追記:購入時、ヨドバシにて販売開始から即注文しましたが、遅かったようで発送の目処が経たない状態になりました。キャンセルをしてApple Storeのストアピックアップで買い直しをしました。
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