iPadのモデルは多数販売されておりどのモデルがイラストを描くのに最適か悩む部分があるかと思います。
本記事では、iPadで絵やイラストを描くならどのモデルのiPadがいいか確認項目とともに紹介します。
また、イラストアプリやイラストを描く時にあると便利なアクセサリーも記載していきます。
iPadでイラストを描く場合に確認したいこと

現状販売されてるiPadはどのモデルでもイラストを描くことができます。
ですが、iPadのモデルによって違いが出てくることがあり確認したい項目は以下の通りになります。
- 本格的に使うか趣味で使うか
- 画面サイズ
- ディスプレイ
- メモリ
- Apple Pencilのポイント機能(ホバー機能)
本格的に使うか趣味で使うか
本格的に使うか趣味で使うかでおすすめのモデルが変わります。
iPad Proではスペックも高く趣味でイラストを描くなら持て余してしまう可能性があります。
画面サイズ
iPadでイラストを描くなら画面サイズは大きければ大きい方が描く作業がしやすくなります。
iPadの画面サイズですが、iPadの最大の画面サイズは12.9インチで1番小さいもので8.3インチになります。
モデル | サイズ |
---|---|
iPad Pro | 12.9インチ 11インチ |
iPad Air | 10.9インチ |
iPad(第10世代) iPad(第9世代) | 10.9インチ 10.2インチ |
iPad mini | 8.3インチ |
画面サイズは大きい方がイラストは描きやすいです。
ディスプレイ
iPadでイラストを描くならディスプレイはフルラミネーションディスプレイがいいです。
フルラミネーションディスプレイはガラスと液晶ディスプレイとの隙間がなく、Apple Pencilを画面に載せた時にペン先と表示される線の間がなくなります。

フルラミネーションディスプレイではないiPadではApple Pencilのペン先と画面の線に少し間が開きます。
視覚的にも直接ディスプレイ上に描いてる感じがあります。
ほとんどのiPadはフルラミネーションディスプレイで無印のiPad(第9世代・第10世代)以外はフルラミネーションディスプレイです。
メモリ
iPadはモデルによってメモリに違いがあります。
メモリによって扱うことができる最大のレイヤー数が変わってくるので確認したい項目になります。(イラストアプリのProcreateで最大のレイヤー数が変わってきます)
イラストを描くなら扱える最大のレイヤー数は多い方がいいです。
モデル | サイズ |
---|---|
iPad Pro | 128GB/256GB/512GB:8GB 1TB/2TB:16GB |
iPad Air | 8GB |
iPad | 3GB |
iPad mini | 4GB |
最大レイヤー数の違いについては以下の記事で詳細に記載してます。
Apple Pencilのポイント機能(ホバー機能)
M2チップ搭載のiPad ProからApple Pencilのポイント機能(ホバー機能)が追加されてます。
画面上にApple Pencilを持って行きペンシルを浮かせた状態で画面にブラシのアイコンの表示をすることができます。
これによりタッチする前にブラシのサイズや描き始めの位置を確認することができます。
イラストを描くならあると使いやすくなる機能です。
iPadでイラストを描くなら以上の項目はiPadの購入前に確認しておきたい項目です。
現在、販売中のiPadのモデルのスペック比較


現状販売中のiPadはiPad Pro、iPadAir、iPad mini、iPadのスペックは以下の通りになります。
モデル | iPad Pro 12.9 2022年モデル | iPad Pro 11 2022年モデル | iPad Air (第5世代) | iPad mini (第6世代) | iPad (第10世代) | iPad (第9世代) |
---|---|---|---|---|---|---|
カラー | シルバー/スペースグレイ | シルバー/スペースグレイ | スペースグレイ/スターライト/ピンク/パープル/ブルー | スペースグレイ/スターライト/ピンク/パープル | シルバー/イエロー/ピンク/ブルー | シルバー/スペースグレイ |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB /1TB/2TB | 128GB/256GB/512GB /1TB/2TB | 64GB/256GB | 64GB/256GB | 64GB/256GB | 64GB/256GB |
サイズ | 280.6mm × 214.9mm × 6.4mm | 247.6mm × 178.5mm × 5.9mm | 247.6mm × 178.5mm × 6.1mm | 195.4mm × 134.8mm × 6.3mm | 248.6mm × 179.5mm × 7mm | 247.6mm × 178.5mm × 6.1mm |
重さ | Wi-Fiモデル:682g Wi-Fiモデル+Cellular:685g | Wi-Fiモデル:466g Wi-Fiモデル+Cellular:470g | Wi-Fiモデル:461g Wi-Fiモデル+Cellular:462g | Wi-Fiモデル:293g Wi-Fiモデル+Cellular:297g | Wi-Fiモデル:477g Wi-Fiモデル+Cellular:481g | Wi-Fiモデル:682g Wi-Fiモデル+Cellular:685g |
ディスプレイ | 12.9インチ Liquid Retinaディスプレイ ミニLEDバックライト Apple Pencilによるポイント | 11インチ Liquid Retinaディスプレイ Apple Pencilによるポイント | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ | 8.3インチ Liquid Retinaディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ | 10.2インチ Retinaディスプレイ |
ディスプレイコーティング | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング | 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング | 耐指紋性撥油コーティング | 耐指紋性撥油コーティング |
解像度 | 2,732 x 2,048 264ppi | 2,388 x 1,668 264ppi | 2,360 x 1,640 264ppi | 2,266 x 1,488 326ppi | 2,360 x 1,640 264ppi | 2,160 x 1,620 264ppi |
チップ | M2 | M2 | M1 | A15 | A14 | A13 |
カメラ | 12MP広角 10MP超広角 | 12MP広角 10MP超広角 | 12MP | 12MP | 12MP | 8MP |
スピーカー | 4スピーカーオーディオ | 4スピーカーオーディオ | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
マイク | 5つのスタジオ品質マイク | 5つのスタジオ品質マイク | デュアルマイク | デュアルマイク | デュアルマイク | デュアルマイク |
生体認証 | Face ID | Face ID | Touch ID | Touch ID | Touch ID | Touch ID |
ポート | USB-Cポート Thunderbolt | USB-Cポート Thunderbolt | USB-Cポート | USB-Cポート | USB-Cポート | ライトニングポート |
Apple Pencil | Apple Pencil 第2世代 | Apple Pencil 第2世代 | Apple Pencil 第2世代 | Apple Pencil 第2世代 | Apple Pencil 第1世代 | Apple Pencil 第1世代 |
対応キーボード | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | – | Magic Keyboard Folio | Smart Keyboard |
価格 | 172,800円(税込)〜 | 124,800円(税込)〜 | 92,800円(税込)〜 | 78,800円(税込)〜 | 68,800円(税込)〜 | 49,800円(税込)〜 |
iPadでイラストを描くおすすめなモデル


iPadでイラストを描くならどのiPadでも描くことができますが、これからイラストを始める方やがっつりとイラストを描く作業をしたいという方によっておすすめのiPadのモデルが変わってきます。
おすすめのiPadは以下の通り。
- これからイラストを楽しむ(趣味):iPad Airor iPad Pro メモリ8GB(512GBまでのモデル)
- がっつりとイラストを描く(趣味以上):iPad Pro 12.9インチ メモリ16GB(1TB以上のモデル)
趣味でイラストを描く
趣味でイラストを描くならM1チップ搭載のiPad AirやM2チップのiPad Proの512GBまでストレージのメモリ8GBのモデルがおすすめです。
画面サイズは10.9インチや11インチ、12.9インチでイラストを描くなら十分なスペースがあります。
また、メモリ8GBでもキャンバスサイズによっては最大のレイヤー数もたくさんあります(イラストアプリのProcreateでの最大のレイヤー数が増えます。)
iPad 10.2インチは値段も安くこのiPadでもいいですが、Apple Pencil 第1世代に対応やフルラミネーションディスプレイではないこと、そしてメモリが少ないことが気になる点としてあります。


個人的にはM2チップのiPad Proはおすすめ
どちらでもいいですが個人的にはM2チップのiPad Proがいいです。
iPad AirとM2チップ搭載のiPad Proでの違いとしてはM2チップ搭載のiPad Proは『Apple Pencilのポイント(ホバーの機能)』があります。
このホバーの機能ですが、使い始めるとなくてはならない機能でブラシサイズや描きはじめの位置やカラーが画面にタッチする前に確認をすることができます。
趣味以上でがっつりイラストを描く
イラストをがっつりと描くならおすすめのiPadのモデルはiPad Pro 12.9インチの1TB以上がおすすめです。
iPad Pro 12.9インチは現状販売されてるiPadの中でも最大の画面サイズでストレージが1TB以上でメモリも16GBです。
16GBのメモリでたくさんのレイヤーを扱うことができるのは魅力的なところです。
またApple Pencilのポイント機能があるのでイラストの作業がしやすいです。


iPadでイラストを描く時に便利なアクセサリー


iPadでイラストを描く時にはiPadと合わせて購入したいアクセサリーがあります。以下の通りになります。
- Apple Pencil
- ペーパーライクフィルム
- グリップ
- 2本指グローブ
- スタンド
Apple Pencil


イラストを描くならApple Pencilは必須です。
Apple Pencil以外にもサードパーティー製のスライラスペンは格安のものが多数販売されてます。
このペンシルに関しては、値段は高いですがApple Pencilがおすすめです。
日々の使い勝手が大きく変わってきます。
ペーパーライクフィルム


iPadの画面上の描き心地を紙のようにするペーパーライクフィルムがあると便利です。
紙の上に描いているような感覚でイラストを描くことができます。
ペーパーライクフィルムはiPadに直接貼り付けるフィルムと着脱式のフィルムがあります。
ペーパーライクフィルムを貼るとアンチグレアフィルムのように画面のクリアさが少し落ちます。
なので、イラストを描く時に取り付けて使わない時には外せる着脱式のフィルムが便利です。


グリップ


Apple Pencilにスリーブやグリップをつけることで握りやすくなります。
Apple Pencilは少し細いので多少の厚みがある方が持ちやすく使いやすいです。
Apple Pencilにスリーブやグリップをつける際は、iPad本体のケースで充電部分を覆うようなケースをつけてる場合には充電ができないことがあるので注意してください。
2本指グローブ


イラストを描く時には2本指グローブを使うと線を引く時にも画面と手のひらの抵抗がなく画面の上で手をスムーズに動かすことができます。
比較的値段も安く2本指グローブがあると快適にイラストの作業ができます。


スタンド
スタンドがあるとiPadを見やすい角度に調整することができて楽な目線や楽な姿勢で作業しやすくなります。
スタンドはiPadを平置きにして使えるスタンドがおすすめです。


iPadのイラストアプリ


iPadで使えるイラストアプリは以下のものがあります。
- Procreate
- アイビスペイントX
- メディバンペイント
どのアプリでも快適にイラストの作業をすることができます。
なかでもProcreateはアプリのアワードを受賞してることや利用してるユーザーも多く使い方やブラシの情報も多数あるので初めてでも利用がしやすいです。
iPadで絵・イラストを描く まとめ
iPadはApple Pencilとイラストアプリで簡単にイラストを描くことができます。
iPad自体のスペックは年々上がってどのモデルでもイラストを描く作業は快適にすることができます。
イラスト用途でiPadを購入する際には事前に確認したい項目をチェックしてから好みのモデルを選ぶのがいいです。
またアクセサリーとあわせて購入することで快適にイラスト作業を始めることができます。








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